旧)館主日記|噺館(はなしごや)

山形県山辺町にあるイベントホールとゲストハウス「噺館」。館主が日々の出来事を綴っています。

2022年03月

先日開催の「柳家権之助独演会」、師匠から届いたお礼の葉書がキュートです。
権之助師匠の人柄同様、ほんわかとしたあったかさが伝わってきます。
こんなハガキが描けたらいいなあ。
今の状況の中での厳しい芸人の世界、今度また噺館高座で、より成長した姿を楽しみにしていますねー。

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YASUHITO YAMANAKA
「THE VIOLA CONCERT」第3回終了。
「ヴィオラが、こんなにも豊かな楽器だったとは」、「ヴィオラの音色、低音から高音までの音域、間近で聴けて至福の時間」等の感想が寄せられた。
まさにチラシのコピーにある「今、ヴィオラの魅力を知る」、ヴィオラの魅力全開のコンサートシリーズです。
次回は4月18日(月)は、同山形交響楽団首席ヴィオラ奏者・成田寛さんが特別出演されます。
そして最終回は、5月15日(日)【第1回延期公演】14時開演となります。
あまり聴く機会のないヴィオラが主役のコンサート、ぜひ聴いてみてください。いいですよ。

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「月を手の中に収める男」by 権之助 ですって。

権之助師匠から、噺館のテラスで写真撮ってあげますよと…。
「もう少し左に来てください」、「ちょっと右腕を上げてください」、「肘を折ってもう少し上にあげて」、「上げすぎ、もう少し下に」、「手を開いて」と、いろいろ注文をつけられて撮ってもらった写真、それが送られてきました。
こんなことやってたのかぁ-、笑っちゃいました。
噺館テラスでは、こんなこともできますよ。
ぜひあなたも、いかが?
今度は、太陽をこの手に! あっちっち。

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今も山形新幹線が動いていない。
地震の影響で、いつ運行されるかも見通しが立っていない。
そんな中で予定されていた「柳家権之助独演会」、師匠と相談の結果、新幹線チケットをキャンセル、高速バスを利用し前日入りで来ていただくことに。
師匠から「バスに乗りました」という電話の後まもなく、「バスのエンジントラブル発生、いつ動くかわからない状況」との連絡。「えっそんなー、バスまで。師匠歩いてでも来てください」と軽い冗談を言ってみるも内心穏やかではない。幸いにもバスは動き出し8時間かけて山形へ到着、予定どおり開催することができたのでした。
権之助師匠のトラブルなんかに動じない、ほんわかとした人柄が会場を包み、噺館に落語の楽しさを運んでいただきました。
高座から開口一番に「ようこそお出でくださいました」と話す師匠が、一番の“ようこそ”でした。

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山形新聞(3/20)に掲載になりました。
噺館の「東北建築賞」受賞に、たくさんのお祝いの言葉をありがとうございました。
名だたる建築のプロフェッショナルから選んでいただいたことへの感動とともに、今回の審査の講評にしびれました。~一部紹介~
『敷地が持つロケーションの魅力を最大限に引き出している計画となっています。
本作品は一言で表現すれば、「噺家を呼んで寄席を開く小規模スペース」ということになりますが、その一言には収まらない「楽しさ」と「遊び心」に満ちた空間です。開放的な楽しさや遊び心でもって人々を惹きつけ、結果として良質な「地域コミュニティ形成」を実現する、まさに代表的な例と言えるでしょう。地域の中心的施設として、末永くあり続けることを期待します』と。
これは、建築家・本木大介さんが形にしてくれた、目指すべき“噺館のありよう”でしょう。
うわ~、また言いふらしたくなりました。

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ホール写真

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